Seminar on Human Mind and Body (Mind and Body), Contemporary Human Studies, School of Culture, Media and Society
2021 Academic Year
Seminar on Human Mind and Body (Mind and Body)
Member
Professor
Hiromitsu Miyata
Advanced TA
Daisuke Kobayashi
Fourth-Year Student
Saya Kamoda
Kim Beopryong
Akio Saito
Ayaka Sampei
Izuho Suganami
Makiko Takahashi
Masashi Tanaka
Chen Jieyin
Futaba Namura
Noh ChaeEun
Lin Ziyue
Third-Year Student
Miyu Iguchi (Camp Staff)
Yamato Kanai (Camp Staff)
Isana Kubota (Leader)
Lee Yit Chang (Party Staff)
2021 Seminar Guide (posted on the website of the School of Culture, Media and Society)
Seminar Guide: 2021 Academic Year
Seminar Activities: 2021 Academic Year*
* 2021年度は、現代人間論系HPでの「所属学生たちによるゼミ紹介」の更新はありませんでした。
2021年度のゼミは、コロナ禍のため日本への入国が困難な留学生の方もおられたので、対面とZoomの併用によるハイフレックス方式で開始しました。全員がPC持参でZoomを立ち上げて行いましたが、油断するとディスカッション中にハウリングが起きたり、色々と苦労もありました。それでも、試行錯誤しながら何とかやってきました。幸い、春学期中に留学生の方も全員東京に戻られたので、7月からは対面のみでの授業に移行しました。
2021年度は、ゼミ生の人からぜひ合宿をやりたいという声もあったのですが、コロナ禍で制約が大きく、外部施設で対面での合宿を行うのは結局断念しました。9月13~14日の2日間で、戸山キャンパス内の会議室を借りて、学内合宿という形で実施しました。
1日目は、ゼミ論文とグループ論文の中間発表を、1件15分の持ち時間で行いました。また実践ワークとして、母音のロングトーンを全員で発声しながら瞑想体験をする「倍音声明」と、夏休み中のことなどについての他者の話を評価、判断せずに受け容れて聞く練習「マインドフルリスニング」を行いました。発表終了後は、合宿係の人が考えてくれたリクリエーション企画で、絵しりとりやクイズを (教員も本気で!?) 楽しみました。
2日目は、統計実習を行いました。通常のゼミでも知識は学習しているのですが、ここではHADを使って、データ解析の演習問題を実際に解いてみます。前年度のTAの方が作成してくださった問題を、この年も活用させて頂きました。1日で記述統計からt検定、分散分析まで進むのは中々大変だったと思いますが、高度授業TAの小林さんの指導のもと、皆さん頑張ってついてきてくれました。1日目に記念撮影を忘れていたので、2日目の最後まで残ってくれた人で撮りました。お疲れ様です。
2021年度のゼミ論文・グループ論文も、多岐にわたる興味深いテーマが多かったですね。戸山キャンパスの対面授業だけでなく所沢キャンパスまで行って質問紙の回収をしたり、数週間の介入を実施したり、心療内科医師の方の助言を得たりと、それぞれよく動いてくれました。この年は論文集は作成しませんでしたが、充実した研究と論文が集まりました。
執筆者
宮田裕光
Seminar & Group Theses
Seminar Theses (Fourth-Year Students)
・ 鴨田 紗弥. ディズニーリゾートにおける消費意欲誘起のメカニズムに関する考察
・ 金 法龍. プラセボ効果とマインドフルネスの融合可能性の検討──うつ病の改善と再発率低減のために──
・ 斉藤 暁生. 身体被侵襲感とその治療法の検討──プロセスワークの活用可能性に着目して──
・ 三瓶 彩香. 反芻が心理的健康におよぼす影響とセルフ・コンパッションの調整効果
・ 菅波 出帆. 心身症の合併による重症化の可能性と予防のための「性格心身症チェックシート」作成の試み
・ 高橋 真貴子. TMDマントラの実践とクレンチング習癖、およびマインドフルネスの関連性
・ 田中 誠至. 貧乏ゆすりが抑うつ傾向および不安におよぼす影響──性格特性による差異──
・ 陳 潔寅. マインドフルネスと身体醜形懸念との関連──外見スキーマ、社会的比較、自尊感情に着目して──
・ 名村 双羽. COVID-19に伴う自粛生活と大学生の心理的健康──身体活動およびスクリーンタイムが及ぼす影響の検討──
・ 魯 彩恩. マインドフルネス傾向と食行動および心理的健康の関連
・ 山上 彩花. 感覚処理感受性とストレス反応の関連──コーピングによる調整効果の検討──
・ 林 子粤. 睡眠相後退症候群患者の心身およびその治療──マインドフルネスに基づく治療法の適用について考える──
Group Research Theses (Third-Year Students)
・ 久保田 勇魚・及川 伊織・岡本 珠美・今野 雄太. フルオンデマンド講義における瞑想実践がおよぼす大学生への心理的影響および性格特性との関連
・ 石井 皓貴・井口 美祐・Lee Yit Chang・金井 和. 新型コロナウイルスに伴う自粛下における社会人のマインドフルネスと心理的健康──2020年度調査との比較検討──